ホテル旅館観光業界ニュース20240919

■バンヤンツリー東山京都(京都市東山区)がオープンした。
「バンヤンツリー」は、シンガポールを拠点とするバンヤングループが運営するラグジュアリーホテルチェーンで、日本初上陸となる、中国やインドネシア、韓国、タイ、マレーシアなどのアジア地域をはじめ、モロッコやカタール、サウジアラビア、メキシコなどにも展開している。昨年・一昨年には、TRAVEL+LEISURE誌による「世界のホテルブランド・トップ 25」に2年連続で選出された。バンヤンツリー東山京都は、清水寺や高台寺からも近い、東山地区の高台に位置。1960年に開業し2019年に閉館した「ホテルりょうぜん」の跡地に構える。ホテル内には敷地内から湧き出る天然温泉「京都東山温泉」を使用した大浴場をはじめ、ジムやバー。スパ、能舞台などの設備を完備。能舞台などホテル内の建築デザインは隈研吾建築都市設計事務所が手掛けた。客室は62室で、そのうち8室にはプライベート温泉が付く。

■コートヤード・バイ・マリオット広島(広島市中区)が2027年初頭に開業する。
三川町に位置する17階建てのビル内に入居する。ラグジュアリーブランドやオフィスタワー、役所が立ち並ぶ広島市の主要なショッピングおよびビジネス街である本通りや紙屋町も徒歩圏内。国内主要都市に新幹線で直結している広島駅へ通じる複数の路面電車駅へも徒歩でアクセスでき、広島城、平和記念公園、ユネスコ世界遺産に登録された原爆ドームも周辺に位置する。多目的スペースと無料の高速Wi-Fiを備えた183室の開放的な客室を提供予定。また館内には、セミオープンキッチン付きのオールデイダイニングレストランが併設される予定で、仕事や観光の後にカクテルを飲みながらくつろぐのにうってつけのスペースになるという。フィットネスセンターも完備される想定で、ゲストは旅行中も日々のフィットネスルーティンを継続することができる。

■ザ ロイヤルパークホテル銀座6丁目(中央区)がオープンした。
首都圏エリアで6店舗目、銀座エリアで3店舗目となる。ホテルが建つ銀座6丁目は銀杏並木が美しい昭和通りに面しており、歌舞伎座 、築地場外市場、主要百貨店やブランド店の並ぶエリアにもほど近く、最寄り駅の東銀座駅は羽田空港・成田空港から電車やバスでアクセス至便な立地。ビビッドな色合いと丸みを帯びたデザインに、歌舞伎座の定式幕や昭和通りの銀杏並木の色味をホテル全体に採用し、鮮やかで心おどる宿泊体験を提供する。

■ロッテシティホテル錦糸町(都内墨田区)は、8フロアにわたる一部客室計24室をリニューアルした。
リニューアルのコンセプトは「Enjoy the VIEW & Relax In the SPACE」。開放的な窓を部屋のシンボルとし、ベッドやソファなどの配置も、最大限景色を楽しめるよう工夫した。居住スペースを拡大することで、より寛げる上質な客室へ生まれ変わり、拠点として過ごすホテルだけではなく、ゲストルームでも快適に過ごせるホテルを目指す。室内は上質で落ち着いたアーバンモダンな雰囲気に仕上げている。開放感の中に機能性が感じられる客室には、ミラーリング対応の大型テレビや景色を楽しみながら作業や食事にも使用できるハイチェアなど、快適な寛ぎ空間を演出している。バスとトイレは全室セパレートタイプにリニューアルし、ファミリー客にも喜ばれる洗い場付きのバスルームを用意した。また、人気美容ブランド「ReFa」のファインバブルシャワーヘッドやパナソニックのヘアドライヤーなど、上質なアメニティ用品を設置した。

■焼津PORTERS(静岡県焼津市)にホテルがオープンした。
仕事をしながら休暇を楽しむ「ワーケーション」に利用してもらおうと、旧焼津港の近くにあった漁具倉庫を改修したコワーキング施設に新たに完成したもの。客室は3部屋で、このうち2部屋は、静岡デザイン専門学校の学生5人が手がけ、焼津らしく海をテーマにした。ひと部屋は、舟の形をした木の枠にベッドが収められ、躍動感を出すため舟の大きさや傾斜を工夫したという。こだわったのは舟で、舟の中で寝るという非日常をあじわってもらえたらとしている。もうひと部屋は、海の中の洞くつをイメージしたもの。波打つような白い板を並べて奥行きを出し、窓に向かう光の陰影を生み出した。

■スリーウエルネス(岡山市中区)は、29泊以上の宿泊プランを販売している。
同ホテルはJR北長瀬駅近くで運営していたサービス付き高齢者住宅を改装し、2019年にオープン。円筒形の5階建て建物の3～5階に29室を備える。新プランはシングルルーム(29平方m、最大18室)が対象。客室にはそれぞれドラム式洗濯乾燥機や冷蔵庫、クローゼット、小型キッチンを備える。有料で電子レンジや事務用机も貸し出す。簡易清掃は週1回、水回り清掃は月1回行うという。料金は前払いで1泊5,500円から。開業以来、駅に近い立地やワンルーム並みの広い間取り、トイレと浴室が独立したセパレートタイプといった点の高評価が口コミで広がり、期間工らの長期利用が増加。全体の約3割が連泊という。

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