ホテル旅館観光業界ニュース20241115

■京成ホテルミラマーレ(千葉市中央区)「中国料理 景山」では、千葉市固有の歴史や文化をテーマにした特別メニューを提供している。
メニューは、千葉調理師専門学校とのコラボにより誕生したもので、同専門学校では昨年10月27日、4つの地域資源「加曽利貝塚」「オオガハス」「千葉氏」「海辺」をテーマに中国料理のレシピを考案する「都市アイデンティティ中国料理レシピコンテスト」を開催、オオガハスをイメージした「ハスを感じるえびハスまき」が優勝作品に選ばれたという。同コンテストには同ホテル総料理長も審査に参加。同優勝作品を基にアレンジした「えびハス春まき」のランチセットを特別メニューとして提供する。

■界アンジン(静岡県伊東市)では「伊豆の恵みでクラフトビールのブルワリー探訪」を開催している。
ブルワリーツアーでは伊豆修善寺にある「ベアードブルワリーガーデン修善寺」を訪れ、こだわりのクラフトビールの醸造工程を学ぶ。この取り組みは2021年より「界」全施設で実施している職人や生産者など各分野の担い手と共に行うご当地文化体験「手業のひととき」の一環でおこなう。「界アンジン」では昨年から開始し、2年目となる今年は新たにブルワリーツアー後にはタップルームでテイスティングを行いながら作り手の想いに触れることが出来る特別なひとときも用意したという。作り手から直接こだわりの詰まった話を聞けるのは、手業のひとときならではの体験。さらに「界アンジン」到着後は滞在シーンに合わせたクラフトビールを堪能することができるという。

■ホテルオークラ東京ベイ(千葉県浦安市)に、マーメイドとパイレーツをテーマにした客室が登場した。
イベント「COOL ADVENTURE」の一環で、ロビー周辺にクールで神秘的な海の中をイメージした装飾やフォトスポットも登場するほか、館内で謎解きイベントもおこなわれている。海底のファンタジーな世界を感じるマーメイドと冒険心を掻き立てるパイレーツといった二つのテーマを用意。本テーマを楽しめる「”Mystery Adventure”マーメイド・パイレーツ」宿泊プランでは、ゆったりとしたジュニアスイートルームに、それぞれの世界観を表現したコンセプトルームを各2部屋、1日4室限定で用意。マーメイドルームには、マーメイドの尾ひれを模したブランケットや大きな貝殻があり、まるでマーメイドたちと一緒に海の中で過ごしているような部屋を設えた。また、パイレーツルームには、宝の地図や海賊の旗、船の舵などを飾り、海賊船でパイレーツと一緒に冒険をしているような気分を感じられる。それぞれの部屋の中央には、涼しげで神秘的な空間を演出するプロジェクターライトを用意し、海底に佇んでいるかのような波の揺らぎを楽しめるという。同様のテーマで展開する謎解きイベント「Mystery Adventure ～マーメイドとパイレーツからのメッセージを追え!～」では、「海と陸の出逢い」をコンセプトにした同ホテルの建物を舞台に、マーメイドとパイレーツからのメッセージを解き明かしていく。メッセージを解き明かした正解者には景品を用意している。そのほか、ロビーにはフォトスポットを用意しており、マーメイドとパイレーツになりきりながら、神秘的な海の中にいるような写真を撮影できる。

■アクアホテルアネックス(長野県佐久市)がリニューアルオープンした。
リニューアルのコンセプトは「仕事も休息も、駅から一分の快適空間」。ビジネスや旅行・観光で佐久平に訪れる人々が、自宅並みの利便性と心地良さを感じることができる内装や機能にこだわったリニューアルをおこなった。同ホテルは、駅前立地ながらも無料駐車場設置。敷地内駐車場が満車の場合は近隣駐車場を無料で利用可能としている。開放的なロビーラウンジは、コワーキングスペースや談笑の場として利用可能だという。ホテル最上階の大浴場は今回、露天風呂を木目の美しさと柔らかな手触りや香りが特徴の檜の浴槽にリニューアル、佐久平の雄大な景観を楽しめるとしている。また、好評の朝食も地元食材にこだわり、さらにおいしくグレードアップしたという。客室には40インチ壁掛スマートTVや加湿付空気清浄機を完備し、快適な滞在を提供するとしている。

■Trailinn彦根城(滋賀県彦根市)がオープンした。
トレーラーハウスの設計製造販売・宿泊施設の運営などを手掛けるヒーローライフカンパニーが、近江鉄道所有の商業施設「cocotto HIKONE」駐車場内に設けたトレーラーホテル。同社が提供するトレーラーホテルは、平時は宿泊施設として営業し、災害時などには仮設避難場所やウィルス対策の隔離施設として要請があった場合、移設して利用することが可能。フロントは無人チェックインシステム採用の非接触型で、客室は遮音性に優れた完全独立型で、客室内にはユニットバス・トイレ・キッチン・洗濯機を完備しているという。同ホテルは、近江鉄道が運営管理する複合商業施設「cocotto HIKONE(ココット彦根)」内の駐車場に位置し、複合施設全体の活性化と魅力向上を目指す。同複合商業施設内には、飲食店や物販店、スポーツジムなど様々な施設が揃っており、同ホテル宿泊客にも利便性・快適性を提供する。場所は、JR・近江鉄道「彦根」駅より車で約5分(徒歩で約15分)、国宝彦根城までは車で約3分(徒歩で約10分)など、車でのアクセスも良好な立地であることから、ビジネスや観光など、幅広い用途での利用を見込む。客室タイプは、ファミリールーム・ダブルルームなど全30室。

■ONE STATION HOTEL KUMAMOTO(熊本市西区)がリニューアルオープンした。
旧「THE NEW hotel Kumamoto」がリニューアルして名称変更するもの。同ホテルは、2020年4月に熊本初のラグジュアリーライフスタイルホテルとしてリブランドし、ニューヨークのブティックホテルをイメージしたデザインコンセプトで、1期工事としてメインロビー・一部客室フロア・チャペル内観をリニューアル。今回、2期工事として前回リニューアルフロアを除く全客室・メインダイニング・宴会場・ガーデン等の全館リニューアルにより、当初計画していたホテルコンセプトの完成を目指すという。今回のリニューアル工事で、客室は現状の123室から146室へと増室し、高級感漂う和モダンテイストにデザインされた客室で構成されたラグジュアリーフロアを新設。同フロアの宿泊客はフリーフロースペースが利用可能で、新たに国内外の富裕層の取り込みを狙う。また、メインダイニングはオープンテラスゾーンを熊本駅ロータリー側に新設。オープンエアでのシェフによるBBQグリルなどの新たな演出や、ランチタイム後のカフェ利用の促進、レストランウェディングの販売などにより、高感度な新規顧客層の取り込みを加速させるとしている。

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◇ご参照 ホテル商品のご紹介
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