ホテル旅館観光業界ニュース20250126

■亀の井ホテル那智勝浦(和歌山県東牟婁郡)がグランドオープンした。
同ホテルは、旧かつうら御苑を「亀の井ホテル」としてリブランド、名称を「亀の井ホテル那智勝浦」に変更した。内海の穏やかな那智湾沿いに佇む絶景と、勝浦漁港で水揚げされる生まぐろを中心とした料理が自慢のホテル。夕・朝食の料理は、グランドオープンに向け、視察やメニュー開発に取り組み、この土地の海・山の恵みを存分に堪能できるラインアップで用意。ご当地食材をふんだんに取り入れ、贅を尽くした料理を提供する。グランドオープンにあたっては、改装工事により、ロビーラウンジ・レストラン・一部客室を一新。和室中心だった客室は、一部をベッドタイプの和洋室にリニューアルした。夕食の会席料理は、全てのコースに鮮度抜群の生まぐろの盛り合わせが付き、各コースのメイン料理が異なる。特別会席には、伊勢海老、勝浦港水揚げまぐろ二種、本日の勝浦鮮魚一種(キハダまぐろ・ビンチョウまぐろ・そのほか一種の刺身)が付き、海の幸を存分に楽しめるという。朝食「勝浦漁師の和朝食御膳」は、焼き立ての出汁巻き玉子、焼き魚など、熊野の美食が朝楽しめる和定食で、マグロのはらぼ焼きをメインに、勝浦漁港の漁師の朝をテーマにした和朝食御膳を用意する。同館には、毎分200Lの湯量豊富な自家源泉があり、豊富な湯を大浴場・露天風呂だけでなく、新設のスーペリアツインルームを除く全客室のお風呂に天然温泉を供給しているという。

■ANAクラウンプラザホテル岡山(岡山市北区)20階の和食ダイニング「くりやせん」では、岡山藩の殿様たちが後楽園で過ごした時間の中で楽しんだといわれる御馳走を現代風に、また季節に合わせてアレンジした、昼食の御膳「くりやせんランチ～岡山後楽園殿様御膳～」と夕食の会席「錦会席～岡山後楽園殿様の御馳走～」を提供している。
同メニューは、文献資料「御後園諸事留帳」を基に、後楽園魅力向上委員会と公益財団法人岡山県郷土文化財団が発行したレシピ集「岡山後楽園殿様の御馳走帖」から、同ホテルの和食料理長が数点を厳選し調理したもの。様々な料理が上品かつ豪華に並び、実際に殿様やその家族が楽しんだ料理の他、もてなしや祝儀として出した料理がバラエティ豊かに並ぶという。「くりやせんランチ～岡山後楽園殿様御膳～」では、大名家が領国で他藩の大名家をもてなすことがほぼない時代、後楽園でもごく稀なおもてなしの例だったものを、現代の料理人が季節に合わせた素材で再現。本膳と二の膳で提供し、計10品の料理を用意する。「錦会席～岡山後楽園殿様の御馳走～」は、岡山藩の歴代の殿様たちが食べていた御馳走が勢揃い。豪華な尾頭付きの小鯛や、日常の昼食で後楽園の料理人が出した際に大変喜ばれた鴨肉の茶碗蒸しなど、殿様気分を味わいながら堪能できる。さらに、殿様からの心づくし(硯蓋・御吸物)や、殿様の家族が食べた料理(大平)など、様々な場面に合わせて料理人の工夫や知恵が詰まった料理で、時代を超えて当時を想像、現在の岡山と照らし合わせながら楽しめるという。

■ザ・プリンスギャラリー東京紀尾井町(都内千代田区)では、仏パリの「プリンスドガル，ラグジュアリーコレクションホテル，パリ」とコラボした企画「TOKYO MEETS PARIS」を開催している。
同ホテルは、マリオット・インターナショナルのラグジュアリーコレクションに加盟している海外のホテルとコラボしており、東京からパリへとつなぐ意味を込めて互いのホテルでコラボレーションが実現したという。「All-Day Dining OASIS GARDEN」と「Sky Gallery Lounge Levita」では、プリンスドガルでペストリーを手がけるパティシエのエレーヌ・ケルローゲン氏が監修したアフタヌーンティー「Paris Afternoon Tea by Prince de Galles(プリンスドガル)」を提供。ラインアップは10種類。「スペシャリテfrom Paris」は「ローズ＆ラズベリー ルリジューズ」と「ストロベリー＆バジルタルト」を用意。塩気のある「セイボリーfrom Paris」は「コンテチーズのパンペルデュ」など。スイーツプレートには「モンブランスフィア」などをのせる。クレームブリュレも付く。ドリンクはロンネフェルトの紅茶やコーヒーなどがフリーフローとなる。その他、「OASIS GARDEN」では、ランチタイムに前菜、スープ、メイン、パン、コーヒーか紅茶が付いた「Paris Lunch Course」を提供。メインはプリンスドガルのシェフであるクローディオ・セメド・ボージュ氏が監修した肉料理の「クリスピーなリードヴォーとソレルの香り」、フランス伝統料理の「”サン・ピエール”マトウダイのソテー」、フレッシュなクレソンの苦味とパルメザンチーズのコクが特徴的な「タリアテッレ from Prince de Galles」から選べる。「Lounge Levita」では、プリンスドガルのシグネチャーカクテル「サマーロースト」「ビタースパイスハーモニー」やモクテルの「フレッシュガーデン」を提供する。

■HOTEL SUI HAMAMATSU (静岡県浜松市)がオープンした。
既存の「HOTEL ACT GARDEN HAMAMATSU」からのリブランドオープンとなる。「SUI」は「粋」からとった名称で、国内4施設目の出店。チェックアウト時に法被を着用したり、希望者に火打ち石による験担ぎを行なったりと、日本文化を反映した体験を提供する。客室は全106室で、シングル、ダブル、ツイン、クイーンの4タイプで構成。全室にてYouTube、Netflixなどの動画配信サービスが利用できる。毎日17時～19時にビールやハイボール、ジュースなどをラウンジで無料提供するほか、20時～22時には夜食として「鰻おにぎり」なども無料で提供。朝食はお茶漬けを取り入れたバイキング形式で、サイドビュッフェも揃える。

■ホテルコンソルト新大阪(大阪市淀川区)がリニューアルオープンした。
リニューアルオープンを機に朝食ビュッフェメニューも一新したという。朝食は7時～10時に2階「ファンタジー」で提供。「今日も素敵な1日のスタートになりますように」をコンセプトにビュッフェ形式で用意する。同ホテルの客室は、シングル・ダブル・ツイン・トリプル・フォースなど全319室。ヘッドボードに電源・USBポートを完備した。同ホテルは、大阪メトロ御堂筋線「新大阪」駅より1駅の「西中島南方」駅より徒歩30秒、阪急京都線「南方」駅より徒歩30秒。

■さだ助 別邸 ICHIJO(兵庫県美方郡)がリニューアルオープンした。
同館は2021年9月にグランドオープンした、山と海に囲まれた自然豊かな町にひっそりと佇む全6室の小さな宿。今回のリニューアルでは、宿泊客からの「貸切風呂を増やして欲しい」という声に応え、貸切風呂「大地 DAICHI」を新設したという。館内には、他にも天然香住温泉を源泉とし、サウナを設置した2つの異なるデザインの貸切風呂を用意。隣接する本館「さだ助」の大浴場も利用可能としている。今後は、6室に対し貸切風呂3つ・大浴場1つとなり、より一層プライベートな空間で贅沢な時間を過ごせるとしている。なお、同館では主人が仲買人も務めており、30年以上の経験から独自の目利きで、同地ならではの厳選した魚介類を競り落とし、夕食や朝食で提供しているという。場所は、JR山陰本線「香住」駅より車で約5分。

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◇ご参照 ホテル商品のご紹介
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