■BEB5軽井沢 by 星野リゾート(長野県北佐久郡)では、専門学校「東京モード学園」と「旅」をテーマに産学連携プロジェクトを実施している。
「BEB」がターゲットとする若い世代は、ファッションや美容への興味関心が高く、SNSでトレンドをいち早くキャッチしながら、遊びに行く場所に合わせて服を決めるなど、体験から逆算してファッションを楽しむ世代。「BEB」は、若い世代に、もっと旅をしてほしい、という考えのもとに誕生したホテルで、その地域ならではの体験を提案する。今回のプロジェクトでは、朝食で使用するデザインアイテムを考案したという。軽井沢の澄んだ空気、可憐に咲く花、さえずる鳥の声など、滞在するからこそ体感できる自然やホテル館内の空間に触れ、イメージを膨らませながら、旅が楽しくなるデザインに仕上げた。デザインには、旅先での一日の始まりを特別な時間にしてほしいという学生らの思いが込められている。「BEB by 星野リゾート」では、引き続き産学連携プロジェクトを行い、学びの場を提供したいとしている。
■ホテルインディゴ長崎グラバーストリート(長崎県長崎市)が開業した。
「ホテルインディゴ」としては九州初上陸で、日本では5軒目となる。場所は、色彩が際立ち異国情緒あふれる長崎市の南山手町。開国後、世界各国から貿易商人や宣教師たちが降り立ち、洋館や教会、イエズス会の修道院などを建造して居留地が形成されたこの街は、数世紀にわたり”異文化がぶつかる交差点”として繁栄した。そんな街にオープンする同ホテルのコンセプトは、”時空を旅する和・華・蘭ラビリンス”。日本と中国、オランダの文化が交錯し、地元の人だけが知る街の魅力に出合える仕掛けが満載だという。ホテルインディゴでは、周辺に根付くカルチャーを表現したイラストを作成しており、今回は、長崎県に生息する猫のうち79%を占めると言われる「尾曲がり猫」を採用。旧マリア園の象徴であるアーチ窓の先に見える港とともに背伸びをする尾曲がり猫の姿が描かれており、長崎のストーリーを楽しむことができる。ロビーラウンジは、出島の扇形を現代的に解釈したラグや、南山手の擬洋風建築の要素を取り入れた、長崎らしいユニークなデザインが特徴。レストランは、ステンドグラスが美しく煌めく聖堂レストラン。居留地エリアの歴史的・文化的要素と、ホテルインディゴらしいユニークなデザインを掛け合わせることで、ここでしか味わえない驚きと感動のある体験が楽しめる。さらに、ゲストルームは、かつての商人たちが持ち込んだコレクションからインスピレーションを受けたデザイン。異国情緒あるモダンな空間となっている。
■フォーポイントフレックスbyシェラトン大阪梅田(大阪市北区)がオープンした。
米マリオット・インターナショナルが日本で初めて展開するビジネスホテルブランドで、今後、函館や金沢、神戸など10都市に14ホテルを開業。手頃な価格帯にこだわり、宿泊費の高騰に悩む旅行者の需要を見込む。大阪梅田のホテルの一室料金は12,700円から。大阪・関西万博で増加が見込まれる訪日客の利用も想定した。
■GREENITY IWATA(静岡県磐田市)が開業した。
同ホテルは、四方を海・山・川に包まれ、自然豊かで気候が温暖な静岡県西部に立地。同地域に根付く歴史や文化、産業などを通して、ゲストや地元の方々が集い交わる場として「GRAND COMMUNITY」をコンセプトに、磐田のシンボルとして人と地域を豊かにするホテル、大きなコミュニティの場となることを目指す。全55室の客室は、38平方mのプレミアツイン・54~96平方mのスイートとさまざまなタイプで構成されている。四季折々の景観を望むことができ、普段の生活から一歩離れた非日常のひとときを提供する。客室デザインは、ゆったりとしたスペースに木材や石材など原始的な素材を活かし、シンプルで心地よい空間を創出。また客室にはBluetooth対応スピーカー、4K50インチTVなど機能性の高いアイテムに加え、ホテルスタッフが厳選した遠州産の珈琲や紅茶・日本茶、自社開発のアメニティ類など、客室滞在を豊かにする1品1品を取り揃える。最上階のスイートルーム全10室では、同ホテル自慢で植物性有機質を多く含み美肌効果があると言われるモール泉の天然温泉を部屋で堪能できるという。さらに一部のスイートルームにはサウナ室を完備。
■(仮称)大阪マルビル建替プロジェクト(大阪市北区)が本格始動した。
「大阪マルビル」は、大阪府の超高層ビルの先駆けとして1976年に竣工し、その円筒形のユニークな形状から大阪のランドマーク的な存在として長らく親しまれてきたが、50年近くが経過し、建物・設備の老朽化や周辺施設との競争力低下が課題となっていた。より質の高い商品・サービスを提供するために建替えを決定、2024年9月に地上部分の解体を完工している。今回のプロジェクトでは、大阪マルビルの形状を継承しつつ、建物の構成を単一の「マル」ではなく、多重に積層する「マル」で表現。大樹のような円筒形状は、ガラスカーテンウォールで構成し、外装には大樹の枝葉をイメージした緑化ルーバーを計画している。また、LEDディスプレイの投影映像に没入できる球体のデジタルアトリウムを計画、地下2階~地上4階の空間に巨大な球体を形成するという。プロジェクトでは、都市再生特別地区の制度を活用し、宿泊・文化・イノベーション・集客・交流機能等の集積を図り、国内外からの来街者を惹きつける新たな魅力を創出することで、大阪の国際競争力向上に資する施設整備を行う。具体的には、ホテル・展望スペース・ミュージアム・イノベーションオフィス・コンサートホール・舞台・商業施設など多種多様な用途で構成する。ホテル客室数は約280室、開業は2030年(予定)。
■ベッセルホテル熊本空港(熊本県菊池郡)は、朝食ビュッフェをリニューアル、阿蘇地方や熊本の美味しいご当地メニューの提供を開始した。
新メニューでは、「うまだし味噌煮込みおでん」「馬しぐれの炊き込みご飯」「オリジナルトマトカレー」「ちくわサラダ」などのご当地メニューを追加しグレードアップ。これまで好評だった太平燕、熊本ラーメンは日替わりで、からし蓮根、高菜焼売も継続して提供するという。「うまだし味噌煮込みおでん」は、馬すじのうまみがしっかり染み出た出汁に大根・こんにゃく・厚揚げが入った味噌煮込みおでん。「オリジナルトマトカレー」は、熊本トマトをイメージし、トマトのうまみとさわやかな酸味のオリジナルカレーに仕上げたもの。「ちくわサラダ」は、ちくわの中にポテトサラダなどのサラダを詰めて揚げた熊本の定番メニュー。「馬しぐれの炊き込みご飯」は、馬すじ肉と赤身肉を甘辛醤油でじっくりと煮込んだしぐれ煮を加え、贅沢に炊き込んだという。「からいも(さつまいも)ぜんざい」は、さつまいもと阿蘇小国ジャージー牛乳をベースに、大学芋・金時豆・白玉だんごを入れ、シナモンの風味を効かせたオリジナルぜんざい。「九州の駄菓子”黒棒(くろぼう)”」は、九州で愛されている駄菓子。
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◇ご参照 ホテル商品のご紹介
ホテル ベッド ホテルシーツ 羽毛布団(ホテルベッドカバー) ホテル枕
和室ベッド デュベスタイル 旅館マットレス サータ
大きいサイズのマットレス ベッドスロー ホテル バスローブ
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