ホテル旅館観光業界ニュース20251008

■ロイヤルパークホテルズは、「THE シリーズ」の新たなブランドコンセプト「THE Regional Story(ザ・リージョナル・ストーリー)」を策定した。
ロイヤルパークホテルズは、全国で23施設・5,390室を展開・運営。その中で「THE シリーズ」は、より明確にターゲット設定された3つのブランドライン「ザ ロイヤルパークホテル アイコニック」「ザ ロイヤルパークホテル」「ザ ロイヤルパーク キャンバス」で、現在18拠点に展開している。今回策定したブランドコンセプト「THE Regional Story」は、全ての「THE シリーズ」で共通し、その体現を目指すコンセプト。それぞれの土地での5つの物語－歴史、食文化、自然環境、ものづくり、人々－を丁寧に紡ぎ、ハード・サービス両面で表現するとしている。ホテルを単なる「泊まる場所」ではなく「地域を深く知る拠点」として位置付け、ホテルという枠を超えた体験価値を提供していくことを通じ、持続可能な観光と地域共創を推進するという。3つのブランドラインのうち、「ザ ロイヤルパークホテル アイコニック」は、その地域の文化を通じ、静謐な贅沢を感じるモダンラグジュアリーホテル。「ザ ロイヤルパークホテル」は、その土地の素材を通じ、穏やかな癒やしを感じるリトリートホテル。「ザ ロイヤルパーク キャンバス」は、その地元の風情を通じ、賑わいと憩いを感じるカフェラウンジホテルとしている。

■ANAクラウンプラザホテル広島（広島市中区）では、広島市安佐動物公園とのコラボイベント「アニマルスイーツブッフェ」を開催している。
スイーツは、キリンやライオン、ウサギ、カエルなどをモチーフにした見た目で楽しめるメニューのほか、メロンやピーチなどフルーツを使ったケーキやジュレなど25種類以上を用意。セイボリーは、冷製コーンスープ、ナスとベーコンのアラビアータ、マンゴー入り鶏のココナツカレーなど。シェフが趣向を凝らしたメニューを用意するという。事前予約の際に、安佐動物公園の入場券の半券を持っていることを伝えた人には、アニマルプリント入りマカロンを進呈。売り上げの一部は安佐動物公園に寄付するという。ビュッフェ営業時間は15時～16時30分。90分食べ飲み放題。土曜・日曜・祝日限定。

■フォーシーズンズホテル大阪(大阪市北区)最上階37階のバー「バー・ボタ」は、関西の生産者と連携した新たなカクテルメニューを発表した。
新コンセプト「地産工芸」を掲げ、全16種のカクテルを提供。「地産工芸」とは、地元で作られたものを地元で楽しむ「地産地消」と、伝統的な技術や職人の手仕事を意味する「工芸」を融合せた「バー・ボタ」独自の言葉。新メニューでは、この土地の魅力を凝縮し、伝統を尊びつつ、現代的な感性と物語を織り交ぜた。有機果樹園や伝統野菜の生産者、漁師や養蜂家などをメニューのページごとに紹介しているという。16種の中でも、注目のメニューは、大阪府枚方市産のイタリアントマトを使用したコンソメに、大阪府箕面市のクラフトビールとジン、パルメザンチーズを合わせた「トマト&チーズ」、京都府亀岡市産の蜂蜜をふんだんに使用した「タイム&ハニー」など。環境にも配慮し、食品ロスを減らすための工夫も行ったという。「ひのき&しいたけ」のクリームに使用する椎茸の残りは、通常廃棄されるが、新メニューでは、メープルシロップ、みりん、モデナ酢を加え、風味豊かなアグロドルチェソースに生まれ変わらせた。

■レジーナリゾート山中湖(山梨県南都留郡)が開業した。
同ホテルは、2013年に誕生した愛犬同伴型ラグジュアリーリゾートホテル「レジーナリゾート」シリーズの9施設目となるもの。山中湖北岸の高台に位置し、周辺には四季折々の花々と富士山のコラボレーションが楽しめる「花の都公園」や、透明度の高い湧水池が点在する「忍野八海」など、愛犬と楽しめる観光スポットが数多くある。客室は、スタンダード10室、モデレート2室、スーペリア(ビューバス付)5室、ガーデンスーペリア1室、デラックス2室の全20室。全室が愛犬同伴可能で、一部の客室(12室)では高さを抑えたベッドを導入、レジーナリゾートとしては初めてベッドの上で愛犬と過ごせる設計とした。館内には、天然温泉の大浴場やドッグスパを完備。レジーナリゾートとして初となる本格イタリアンレストランでは、愛犬と一緒に楽しめる、地元食材をふんだんに使用したメニューを提供するという。付帯施設は、イタリアンレストラン(愛犬同伴可)、人工芝ドッグラン、天然温泉大浴場、天然温泉ドッグスパ、ドッグプール等。場所は、富士急行線「富士山」駅より車で約30分、富士急行バス「山中湖旭日丘」停留所より送迎バスで約10分。

■スプリングサニーホテル名古屋常滑(愛知県常滑市)では、11階以上の高層階客室を確約する宿泊プランを提供している。
同宿泊プランでは、11階以上の高層階客室を確約。大きな窓から常滑の街並みを眺望できる。広々と客室で、ゆったりとしたひとときを過ごせ、朝食には手作りの和洋ブッフェを提供、地元食材を活かしたバランスの良いメニューを用意。トゴール鉱石を使用した人工温泉「招き湯」の大浴場も利用可能で、15時～24時は湯上りアイスも用意。空港利用や観光の前後泊にも便利な宿泊プラン。

■サンクチュアリコート淡路島アイランドパレスリゾート(兵庫県洲本市)が2029年10月に開業を予定している。
リゾートトラストが手掛ける会員制リゾートホテルで、“サンクチュアリコート”ブランドの第6弾となる。瀬戸内海を望む丘の上に建ち、年間を通じて穏やかな気候に恵まれることから地中海を連想させるようなロケーションに位置する。建築はロマネスク様式を意識したデザインで、古城のような時を重ねてより美しく深みを増す佇まいのリゾート。また、シンボリックなレセプション棟を中心に、北棟・南棟がそれぞれ特徴のあるガーデンを建物で取り囲むことで、イタリア中世の山岳都市などに見られる広場を中心とした都市景観のイメージを表現。古城を感じられる内装と、こだわりの調度品に現代的なエッセンスを加え、まるで古城に泊まるかのような特別な体験をゲストに提供するという。客室は、温かみのあるモノトーンを基調に落ち着いたダークグリーンを取り入れたデザインで「ロイヤルスイート」「ラグジュアリースイート」「クラブスイート」の3タイプを用意。中世イタリアの古城を彷彿させるような、海を望む眺望で贅沢無比な至福のひとときを過ごせる。ホテル外観上のアクセントになっている八角形の塔の一部にはプレミアムルームを設定し、ガーデンテラス付きルームや愛犬と一緒に宿泊できる客室も一部用意。敷地内の南側と北側にある2つの中庭は、施設の顔として格式高さをもって来訪者を出迎える趣をもつ車寄せ（北中庭）と、ゲストの憩いのプライベートガーデンとしての南中庭と、それぞれ趣が異なる。地中海を彷彿とさせるイタリアンサイプレスやオリーブなどの木々、ラベンダーやジャスミンなど四季折々の変化が美しい足元植栽が、散策路を彩り豊かに演出する。

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