■BnA_WALL(都内中央区)が2月のグランドオープンに先駆け、プレオープンした。
アーティストと事業家が交わる場所を創造する「BnA HOTEL」ブランドによる、高円寺、秋葉原、京都河原町に続く4拠点目となる。今回のホテルで提供する大小さまざまな26部屋は、日本を代表する気鋭のアーティスト、アートディレクター23組とともに宿泊型アート作品として制作。部屋にアートを飾る・描くだけではなく、各部屋の造作がひとつのコンセプトを形づくり、ここでしか味わえない意欲的な空間で宿泊者はアートを体感することができるという。宿泊費の一部はアーティストに還元され、お気に入りのアーティストを支援できるという仕組みも。アートを体感するオルタナティブホテル。
■レフ京都八条口 by ベッセルホテルズ(京都市南区)が来年3月1日にオープンする。
「REF(レフ)」は、Regional(地域)・Experience(経験、体験)・Flexible(自由に、柔軟に)を由来とし、その土地にある自然、芸術、工芸や食文化など、地域の個性を掘り出すことで、宿泊客に旅の本質的な価値を提供する、ベッセルホテルズで4つ目となる地域性に特化したホテルブランド。今回の同ホテルのコンセプトは「THE BAR」。利用客とのコミュニケーションを大切にする「バー」をイメージし、ハード面・ソフト面ともに心あたたまるおもてなしを提供したいという想いを込めたという。目で感じる温かみや香りなど、利用客の五感に響くような木を基調にした空間で、記憶に残るような、居心地の良い環境を提供。京都を存分に感じてもらえるよう、ウェルカムドリンクでは「お茶BAR」を用意(オレンジジュースなどのジュース類も用意)し、利用客を迎える。客室は、2階~9階の客室フロアに、シングル・ツインなど、全5タイプ124室を設定。木のぬくもりや香りを感じられる客室で、やすらぎのひとときを過ごせる。
■名古屋マリオットアソシアホテル(名古屋市中村区)では、ケーキなどのクリスマス商品を購入した客に対し、ドライブスルーで商品を渡す取り組みを初めて実施する。
感染拡大が続く中、より安心できる形でクリスマスを迎えてもらおうと企画した。事前に店舗やネット上で入金した人が対象で、正午から午後7時までホテル2階の車寄せにサンタ帽をかぶったスタッフが待機するという。
■ガレリア御堂原(大分県別府市)がオープンする。
主に外国人観光客の長期利用を想定し、「温泉xアートx交流」をコンセプトに掲げて開業する。敷地面積は7,268平方m、延べ床面積は2,950平方m。本棟とレストラン棟で構成する。本棟は鉄筋コンクリート造で、5階建て(地下1階)。土塊のようなコンクリート壁を格子状に組み合わせた造りが特徴。客室は35室。全室に別府湾を一望できるリビングルームと堀田温泉の掛け流し露天風呂を備える。
■感染者数の増加する米国だが、ラスベガスでは、大型カジノホテル「リゾーツワールド・ラスベガス」の建設が進んでいる。
景気の先行きが見通せず、さまざまなプロジェクトが中断、延期になっている中、同ホテルの工事は 来夏(もしくは来秋)の開業を目指し、順調に続行されているという。既存のラスベガスのカジノホテルの多くが平日の営業を打ち切るなど、現在のラスベガスの景気は極度に低迷しており、宿泊需要の回復の気配はまったく見られない。同ホテルに関しても当初は悲観的な憶測や噂が流れていたが、このたび従業員の募集を開始した。同ホテルは、建物の壁面が超大型ディスプレイになっているのが特徴で、人材募集の告知もこのディスプレイで大々的に表示させている。同ホテルは、2007年に爆破解体されたスターダストホテルの跡地で、経営の主体はマレーシアに拠点を置くリゾート・レジャー業界の大手 ゲンティン社。故創業者も現経営陣も華僑で、テーマも「チャイニーズ」。客室数は約3,500室。予定通りに進めば、このホテル内に別ブランドの Crockfords Las Vegas という高級ブティックホテル(230室)も入居する予定だという。
■かたくらシルクホテル(長野県諏訪市)が来年4月下旬にグランドオープンする。
旧「かたくら諏訪湖ホテル」を改装し新たにオープンさせるもので、衣・食・住、さまざまな生活の中で装いだけではなく美や健康にも大きな効果をもたらしてきた「シルク」をコンセプトに、片倉館の昭和初期の洋風建築を新しいホテルの随所にも施すことで過去と未来の一体化を目指したという。また、「地元企業・県内企業とのコラボ」「地域特性を生かしたおもてなし」を大切に館内の随所に地元企業が開発した什器・備品を配し、食材には信州プレミアム牛や蓼科牛をはじめ米・パン・野菜やジェラートに至るまで、地場産品をふんだんに提供する。