■軽井沢プリンスホテルウエスト(長野県北佐久郡)では、Z世代スタッフが考案したZ世代をメインターゲットとした新たな宿泊プラン「カルピク」を販売している。
1990年代後半~2012年頃に生まれたZ世代の間では、昼間とは異なる「エモい」雰囲気の中、映えを楽しめる夜のピクニック(夜ピク)が話題となっている。そこから着想したという「カルピク」は夜だけでなく一日を通して楽しめるプラン。ランタンや「THE 軽井沢ビールプレミアム・クリア」などZ世代スタッフが選んだアイテムを詰め込んだピクニックボックスを客室に設置する。宿泊客限定のオリジナルアイスクリーム「カルピクアイス」を提供するほか、「エンジョイチケット」を使い、プリンスグランドリゾート軽井沢のほか、ホテル周辺施設の提携施設から行きたい施設やサービスを選んで利用することができる。乗馬体験やレンタサイクル、イチゴ狩りなど自由にカスタマイズでき、夜にはランタンを手に敷地内を散歩したり、地元・軽井沢のクラフトビールで乾杯したりできる。
■マリオット・インターナショナルは、ミッドスケール向けの新ブランド「フォーポイント・エクスプレス・バイ・シェラトン」を発表した。
ヨーロッパや中東、アフリカ地域(EMEA)で、信頼性がありながら手頃な料金の宿泊施設を求める需要の高まりに応えるブランド。すでにイギリスとトルコで3件の契約を締結しているほか、ポーランド、ベルギーなどで将来的な進出に向けた意向書を締結している。イギリス初のホテルはロンドンのユーストン駅から500m圏内に位置する、「フォーポイント・エクスプレス・バイ・シェラトン・ロンドン・ユーストン」で、ハイテク企業の本社や大英博物館、ロンドンのショッピング街や劇場街などへの便利な立地だという。また、カリブ海地域と中南米では、買収によって、ミッドスケール向けブランドの「シティ・エクスプレス・バイ・マリオット」の展開を開始している。
■ホテルニューオータニ博多(福岡市中央区)に、「くまモン」ルームが登場した。
くまモンコラボルームで熊本県やくまモンの魅力を感じてもらい、福岡県の次は熊本県に観光で足を運んでもらいたいと、熊本地震や豪雨災害からの復興支援を目的に企画したという。1日1室限定で、広さ26.5平方mのエグゼクティブツインルームを充てる。壁や天井にはくまモンを描き、くまモン柄のオリジナルベッドカバーやクッション、バスルームのシャワーカーテンなどで客室を装飾。くまモンのぬいぐるみやパネル、マグカップも設置するほか、宿泊者にはくまモン柄のスリッパやコルクコースター、アクリルスマホスタンド、竹製歯ブラシのプラン限定ノベルティーグッズを進呈する。また、くまモンコラボルームのスタートを記念して館内レストランで「火の国くまもと うまかもん!フェア」を開催する。1階のカフェ&レストラン「グリーンハウス」では、熊本名産のメロン「肥後グリーン」などを使った「熊本県産肥後グリーンと小国ジャージー牛乳のメロンフロート」や「熊本あか牛ハンバーグの鉄板焼き」、14階の日本料理「千羽鶴」では「熊本あか牛ステーキ丼」などを提供する。
■京成ホテルミラマーレ(千葉市中央区)に、京成電鉄3400形トレインルームが登場した。
クラウドファンディングでプロジェクトの支援を募り完成したという。コンセプトルームは、営業運転を終了した京成電鉄2400形3418編成(一部3438編成)の部品を再利用し、本物の運転台や計器類、表示灯類、車掌スイッチ、車掌台などに触れながら運転シミュレーター体験ができるもの。シミュレータはマスコンや計器類等が連動するほか、実際の映像や音が流れる。さらに京成上野~京成高砂のほか、全4区間を、3つの難易度、最大5種別で体験可能。また鉄道タレント響丈さん、豊岡真澄さんによる運転士&車掌ボイスも収録しているという。このほか乗務員室扉や前照灯を用いた正面イメージなど3400系に関わる展示品も多く設置している。客室は42平方mで、メインベッド2台のほかエキストラベッドを1台利用し、大人3名と未就学児の添い寝2名まで対応。宿泊特典としてオリジナルノベルティや子ども用京成電鉄制服の貸出がある。
■STORYLINE瀬長島(沖縄県豊見城市)が4月11日に開業する。
東急ホテルズの新ブランド「STORYLINE(ストーリーライン)」の第1号店となる。場所は、那覇空港から一番近い島と呼ばれる瀬長島に立地し、サップやビーチヨガを愉しめる遠浅の天然ビーチが目の前のビーチフロントのホテル。沖縄の人気観光スポットの一つ、約50店舗が集まる商業施設「瀬長島ウミカジテラス」とほぼ隣接しており、那覇市内へもアクセス至便。慶良間諸島や、粟国島、久米島など、魅力あふれる離島へも気軽に行くことができ、沖縄の新しい滞在拠点として使えるホテル。全室オーシャンビューの客室からは、目の前に広がる海と、左右ふたつの滑走路に飛行機が離発着する風景を一望できる。客室は爽やかで落ち着きのある木造ビーチハウスを連想させる白い木調の設えで、40~58平方mのツインルームから77~161平方mのスイートルームまで、全101室。最大4~6名まで宿泊可能な広々とした部屋で、静かな波の音を聞きながらリラックスした時間を過ごせる。「STORYLINE」ブランドは、「東急ホテルズ」のチェーンネットワークの中でも独自の個性を有するブランド群「DISTINCTIVE SELECTION」に属し、「Your stay. Your story.」をコンセプトとして展開するホテルコンドミニアム型の宿泊施設。
■現在建設が進められているJR広島駅の新しい駅ビルに、2025年春にホテルが開業する。
駅ビルは、地上20階・地下1階、高さ約100m。ホテルは、ビルの7階から20階にかけて約400室の客室やレストランなどが設けられる予定で、外壁工事はほぼ終わり、現場では内装工事が進められている。最上階の20階は、窓ガラス越しに広島市の町並みや瀬戸内海などの景色が広がり、天気がよければ宮島を望むこともできる。駅ビルには、ホテルのほかにショッピングセンターや映画館などが入り、2階部分は広島電鉄の路面電車が乗り入れる計画。
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