今日は「ヘッドボード」についてです。
ホテルに泊まると、よく見かける、
ベッドの頭元にある板状の「ヘッドボード」。
この「ヘッドボード」、一般の家具店やホームセンターで見かけるベッドでは、ベッド本体に固定されているのが一般的ですよね。
でも、ホテルでは、基本的に、この「ヘッドボード」はベッド本体とは別になっていて、通常、ヘッドボードは、ベッドの頭側の壁側に単独で設置され、その前にベッドが置かれます。
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では、なぜ、ホテルでは、ベッドとヘッドボードは別になっているのでしょう。
下記で、ひとつずつ、みていきたいと思います。
1.ベッドメイクの点から
その理由のひとつとしては、ベッドメイキングの際の問題です。
日々のホテルでのベッドメイクでは、ベッドを少し手前に出して、四方からシーツでくるんでベッドメイクします。その際、ベッドとヘッドボードが固定されていると、ベッドを少し手前に動かしてベッドメイクしようとすると、ベッドと一緒にヘッドボードも動いてしまいます。
これではちょっと不便です。
日々のベッドメイクのし易さという点から、ホテルでは、ベッドとヘッドボードは別物として捉えられています。
2.コーディネートの点から
もうひとつの理由としては、ホテルの客室では、「ヘッドボード」は、「ベッドの一部」というよりも、むしろ「客室家具の一部」として捉えられているからです。
というのも、ホテル客室のインテリアがデザインされる際、トータルコーディネートの観点からも、ヘッドボードは、周囲のナイトテーブルやデスク・椅子・チェスト等・・・の周辺の木製家具と色やデザインを合わせて最初にコーディネートされる必要があります。ヘッドボードだけ色や風合いが異なると変ですからね・・。
3.ツインルームのために
そして、もうひとつの理由としては、ツインルームなどの場合、ベッドが x 2台に対して、一体感を持たせるために、ヘッドボードは x 2台のベッドにまたがる大きさの一枚物が綺麗です。
その場合、ベッドとヘッドボードが固定されている仕様ですとその様な大きさのヘッドボードは出来ませんので、壁側に、大きな「一枚物のヘッドボード」をドンと置くのがとても綺麗なのです。
4.ヘッドボードが不要
ホテルによっては、あらかじめ壁がヘッドボード不要の仕上げになっていて、壁全体がベッドのヘッドボードの様になっている事例も多々あります。
5.メンテナンスの点から
そして、業務用として大切な点はメンテナンスです。
万が一、宿泊客の不意の行為で、或いは、故意のいたずら等で、ヘッドボードが傷んでしまった場合、ベッドと分離型でしたら、修理や交換が便利です。
上記の様な理由から、ホテル客室では、ベッドとヘッドボードは別物として捉えられているのです。
ちなみに、当サイト「一流ホテルのベッド」では、ホテルのベッドと合わせて「ヘッドボード」も販売していますが、ご予算的な問題等から、また、「ヘッドボード」は、装飾的なアイテムで、寝心地には直接影響を及ぼさないアイテムでもありますので、これまでのお客様の中では、どちらかというと、ヘッドボードは「無し」で購入して頂くケースの方がどちらかというと多くなっています。
ホテルスタイルの「分離型」のヘッドボードでは、先にベッドを置いてみて、あとから「ヘッドボードのみ」追加で購入して頂けるというメリットもあるのです。
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