大手ホテルや有名ホテルで大人気のベッドカバーのスタイル「デュベ」ですが・・・
こんな感じですね↓
本日は、この「デュベカバー」が、どんな素材で作られているのかをみてみたいと思います。
この部分ですね↓
デュベの説明については、当サイトの別のページもご参照下さい。
T/Cとは?
このデュベカバーの「白ストライプ」や「白格子柄」の生地は、実は、「T/C綿」という素材で作られています。
「T/C」の「T」は「テトロン」、「C」は「コットン」の意味です。「テトロン」は、ポリエステル繊維を開発した帝人と東レの共同商標となっていますので、「T/C」とは、ポリエステルと綿(コットン)の混紡素材という意味になります。
「T/C綿」は、実は、ベッドカバーやデュベカバーとしてだけでなく、色々なところで使われている素材です。
むしろ、ベッドカバーやデュベカバーとしてよりも、Tシャツやワイシャツなど、衣料業界の方でよく耳にするかもしれません。
ポリエステルと綿(コットン)の混紡素材である「T/C綿」は、ポリエステルとコットンの両者の長所をあわせ持った、いいとこどりの素材です。
コットンのメリット
衣類を例にとってみましょう。
天然素材であるコットンの持つメリットは、保湿性に富み、肌触りや風合いが良く、吸水性・通気性に優れていること。一方、デメリットとしては、乾きにくい、縮みやすい、シワになりやすいことが挙げられます。
ポリエステルのメリット
一方、ポリエステルのメリットとしては、縮みにくく、シワになりにくい。さらに、乾きやすくて保温性に優れているという点。デメリットとしては、遮断性が高いため通気性があまり良くないなど。
たとえば、コットンの衣類だと、着心地は良いですが、運動をして汗をたくさんかいてしまうと中々乾かないですし、シワになりやすいですよね。逆に、ポリエステルのジャージなどは着心地は若干ゴワゴワしますが、汗をかいてもすぐに乾きますよね。
T/C綿の登場
ところが、この両者が合わさって「T/C綿」になったことで、この、コットンとテトロン(ポリエステル)の素材の、両方のメリットの部分が発揮できるような素材になったのです。
相反する性質を「いいとこ取り」した、2種類の繊維を混ぜ合わせた素材である「T/C綿」は、コットンの着心地とポリエステルの機能性の両方を持ち合わせています。
ホテルで都合の良い素材
日々、色々なお客様が宿泊され、毎日ベッドメイキングがなされるホテルの客室では、「ベッドメイキングがし易い」という要素は大切です。
そこでは、ポリエステル素材の持つ「シワになりにくい」というメリットが活かされます。ホテルでは、毎日、パリッと張りのあるベッドメイキングをしておく必要がありますからね。
また、実際にお客様が使用の際も、ポリエステル素材の持つ「保温性に優れている」というメリットが活かされます。
一方で、ホテルで大切な「肌触り」の点では、コットンの持つ「肌触りが良い」点や「吸水性・通気性に優れている」点が活かされるのです。
そのため、最近大手ホテルで主流となっている「デュベ」では、「デュベカバー」として、この「T/C綿」が採用されているのです。
まとめ
ちなみに、デュベの上に掛ける、直接肌に触れることの少ない「ベッドスロー(ライナー)」は・・・
これですね↓
基本的にポリエステル素材のことが多いです。
その代わり、色柄の種類は大変多く、選択肢は沢山あります。
皆様も、ご家庭で、ぜひこの「デュベスタイル」を実現してみて下さい。
「デュベカバー」や「ベッドスロー」は、ご自宅でのお洗濯も可能ですよ。
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◇ご参照 ホテル商品のご紹介
ホテル ベッド ホテルシーツ 羽毛布団(ホテルベッドカバー) ホテル枕
和室ベッド デュベスタイル 旅館マットレス サータ
大きいサイズのマットレス ベッドスロー ホテル バスローブ
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