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家の中にある大きな物といえば・・・
家の中にある物の中で、最も大きなもの、それはベッドかもしれません。
もちろん冷蔵庫やテレビ、他の家具類等の中にも大きなものは色々とありますが、ベッドは、長さが約2メートル、横幅はサイズによって異なりますが、ダブルサイズだと1,400mm幅、クイーンサイズやキングサイズに至っては、1,600mm幅から1,800mm幅・・と、ほぼ正方形に近い様な大きさとなります。
そんな大きなアイテムですから、ベッド/マットレスは、古くなってきて処分する際、どうすれば良いか困るもののひとつでもありますよね。
ベッドは耐久消費財ですので、マットレスを定期的にローテーションさせながら長年大切に使えば、何年も、あるいは場合によっては十年以上も使用が可能なアイテムです。(安価な仕様の簡易なベッドは別として)
いずれにしても、新しいベッドへの買い替えとともに、古いベッドの処分はどうしても必要になってきます。
本日は、お引っ越しやリフォーム、買い替え、その他、色々な要因で発生する、ベッドがどのように廃棄処分されているのかをみてみたいと思います。
まずは、最近よく耳にする「SDGs」という言葉についてみてみたいと思います。
SDGsとは?
「SDG’s」という言葉は皆さん一度は耳にしたことがあると思います。
この「SDGs」とは、「Sustainable Development Goals」の略で、日本語に訳すと「持続可能な開発目標」という意味です。2015年9月の国連サミットで採択された、持続可能でよりよい世界を目指すための国際目標のことです。
「SDGs」は、17の目標と169のターゲットから構成されていて、ここでは全ては挙げませんが、その中には、「つくる責任、つかう責任」として、「持続可能な消費と生産のパターンを確立しよう」とあり、ごみが出ることを防いだり、減らしたり、リサイクル・リユースをして、ごみの発生する量を大きく減らすというターゲットが掲げられています。
ここには我々ベッドやマットレスの業者も深く関わっていることとなります。
では、廃棄処分に回されたベッドやマットレスは、どのようにして処分されているのか、少しみてみたいと思います。
マットレスの廃棄方法
リサイクル業者に引き取ってもらう
ベッドやマットレスは、リサイクル業者に引き取ってもらうこともできます。
中古市場向けとして、そのままの形でリサイクルされます。
リサイクル業者に引き取ってもらう場合、マットレスの種類や状態によって、引き取り費用がかかる場合もありますので事前に確認が必要です。
フリマアプリやオークションで売却する
個人対個人の取り引きとして、まだ使えそうなベッドやマットレスは、フリマアプリやオークションで売却することもできます。
友人や知り合いに譲るのもひとつですね。
ベッドを買い換えるお店に処分を依頼
当サイト「一流ホテルのベッド」では、新しくベッドやマットレスをご購入頂いたお客様に「古いベッドの引き取り処分」サービスをエリアによっておこなっています。
エリアによって状況が異なりますので、事前にお問合せ下さい。
自治体に処分を依頼
各自治体によっても事情は異なりますが、マットレスを粗大ごみとして処分することができます。
粗大ごみとして処分する場合は、粗大ごみシールを貼り付けて、指定の場所や日にちに出す必要があります。
大型ごみ回収業者に依頼
地元の大型ごみ回収業者に依頼する方法もあります。回収サービスを利用してマットレスを処分する場合は、事前に料金や回収日時を確認しておきましょう。
では、ベッドやマットレスとしての完成品の形のまま中古市場に回ってリサイクルされるケースは別として、ベッドやマットレスとしてのそのままの使用がもう難しく、廃棄処分してもらうしか方法がない場合、処分場に運ばれたベッドやマットレスは、どうやって処分されるのでしょう。
ベッドやマットレスの破砕方法
ベッドやマットレスを処分する必要性としては、古くなって1台2台を廃棄・買い替えするケースだけでなく、たとえば災害などの大規模な処分のケースもあります。
災害のニュースなどで、家具やベッドが山積みになっているのを見て、一体どうやって処分するのだろう・・と思われたこともあるかと思います。
マットレスというのは、コイルスプリングが金属で、他の部分が非金属です。
これらを手作業で分けるのは大変です。
そこで最近は、大量のベッドやマットレスを短時間で破砕する機械も開発されていて、一見すると破砕不可能に見えるものでも、機械に投入すると簡単に解体することが可能になっています。
細かく破砕されたマットレスは、さらに風力選別機に通され、スプリングの金属部分を分離しリサイクルすることが可能となります。
そして、選別後、布部分は他の布団などと同様に焼却処分またはRPF燃料などの再利用に、また、金属はリサイクルとなるのです。
ちなみに、この画像は、廃棄処理が専門の会社が撮影した画像で、ここに写っているマットレスも当サイトのマットレスではありませんが、普段、ベッドを作ってお客様にお届けしている側としては、このようにマットレスが一瞬で粉砕されていく様子を見ると、つらい気持ちにはなりますが、ベッドとしての長年の役割を終え、リサイクルされて何かまた別のものとして生まれ変わっていくのだと思うと当然の流れでしょう。
まとめ
SDGsは、ベッドやマットレスに限りませんが、一人ひとりが取り組むべき目標です。私たち一人ひとりの行動が、持続可能な社会の実現につながります。
ベッドやマットレスを処分する際は、ご自身の状況に合わせて、適切な処分方法を選びましょう。
間違っても不法投棄等はしない様にしましょう。
最後までご覧いただき有難うございました。
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