ホテルに泊まって、寝心地の良いベッドの下を覗いて見たことってありませんか ?
ホテル客室のベッドの下部ボトム(フレーム)には、一般的に、「ボックススプリングボトム」というボトムと、「スチールボトム」というボトムの、二種類のボトムフレームがあります。
この二種類のボトムの違いをみてみましょう。
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ボックススプリングボトム
「ボックススプリングタイプ」というボトムの方は、外見は文字通り「箱型」で、中にコイルが組み込まれており、マットレスだけでなく下部のボトムにもクッション性をもたせたボトムです。
この仕様により、上のマットレスが受ける体圧荷重を、下部のボトム部分でも吸収・分散することが出来、それにより、より高い耐久性と、深い寝心地をもたらすことが出来るのです。俗にいう「ダブルクッション」という仕様ですね。
さらに、箱型になったボトムの周囲は平織りの布で覆われ、周囲から空気が抜ける構造となっており、またボトムの底部からも空気が抜ける設計のため、とても通気性の良いフレームとなっているのです。ホテルのベッドでは、通気性の良さも、とても大切な要素です。ホテルでは基本的に部屋の窓は開きませんからね。
また、ホテルのベッドの特徴としては、日々、ベッドメイキングがおこなわれるという点。家庭では決して毎日というわけではないベッドメイクが、毎日おこなわれます。そのため、「ベッドメイキングのし易さ」は必須要素です。
通常、ボックススプリングボトムの脚部は、脚が合計 x 6本。
x 6か所の内、通常は、頭側 x 2か所がキャスター、他の x 4か所が固定脚です。
これは、ベッドメイキングの際、ベッドの足元を少し浮かせて、頭側のキャスターを支点にして、ベッドを少し手前に動かし易い様にするためです。
スチールボトム
一方、「スチールボトム」の方は、クッション性はありませんが、ベッドの下に空間が出来ますので、スーツケースなど、ちょっとした物を収納出来、また清掃面からも最近ホテル業界で採用されいます。
また、これはホテルではあまり関係のない話なのですが、「スチールボトム」は、ベッドの下に空間が出来ますので、ルンバなどのお掃除ロボットが楽に通ります。これは、家庭で使うには嬉しい機能性ですよね。
もちろん、「スチールボトム」も、通気性は抜群です。マットレスをのせる座の部分はメッシュ構造になっていますから、上のマットレスから受ける体圧は、下に抜ける構造となっています。
実際のホテル事例でいうと、「スチールボトム」は、たとえば全日空ホテルや外資系の全国チェーンであるコンフォートホテルやソラーレホテルズなどや、外見的にもすっきりしたデザインの為、最近のいわゆるデザイナーズホテルなどで実際に採用になっています。
一方、「ボックススプリングタイプ」の方は、どちらかというと伝統的な格式を重んじる様なホテル(ヒルトンホテルやリーガロイヤル、ニューオータニ、オークラなど・・)で採用になるケースが多くなっています。
実際のホテル業界でのシェアからいうと、やはり「ボックススプリングボトム」採用のホテルの方が、「スチールボトム」採用のホテルより多くなっています。
尚、寝心地的にいうと、やはり「スチールボトム」の方はクッション性がありませんので、全体的には「ボックススプリングボトム」の場合よりも若干かためになります。ちなみに、ボトムの上から「ベッドスカート」を履かせている場合、外見上は、「ボックススプリングボトム」なのか「スチールボトム」なのかという見分けはつきません。
ホテルに泊まった際、ベッドの下部にも一度注目してみてくださいね。
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